18世紀〜19世紀にかけて産業革命が起こって、
20世紀の終わりに情報革命が起こって、良くも悪くも
我々の生活だとか社会のあり方に変化をもたらしてくれたわけなんだけど
果たしてそうやっていろんな変化は我々に有益なものをもたらしてくれているのだろうか
といえば、イエスでありノーなんだよね。

僕たちが普段から使っている「便利なもの」は
あくまで「あると便利」なものであって「なくてはいけないもの」ではない。
きっと「あると便利だけどなくてもいいもの」はたくさんあるはずだ。

そんなことをふと思い立ったので
自分にとって「なくてもいいもの」って何だろう? と考えてみます。

えと、まずは何でしょうね。ほとんど誰もが持っている身近なもの。
【携帯電話】あたりからいきましょうか。
いきなりだけど、こんなもんなくてもいいよな。
電波が届けばすぐにつかまるわけでしょ。ほとんど監獄状態じゃないですか。
たしかに便利だけどさ。でも一方で、「何で俺はこんなもんに縛られているんだ」と
叩き壊してやろうかという衝動に駆られることもあるんですね。
なので依存しすぎないように、突き放すことも大切です。

携帯と、あと【パソコン】だよな。
この文章もパソコンでキー叩いているし。
これもあれば便利だけど、なきゃないでどうにでもなりそうな気がするな。
そういえばウチの実家にはないぞ。【インターネット】も便利だけど、やっぱりなくてもいいよな。
仕事でパソコンの画面を長く見ることが多いんだけど、とにかく目が疲れるし。
今の仕事してからただでさえ悪い視力がますます落ちていったし。

【テレビ】はどうだ。もうすぐ地上波デジタル放送になるんですよね。
まったく余計なお世話なんですが。ぷんぷん。
…やっぱりなくてもいいな。ただモニターはほしいかな。
何らかの方法で映像を見ることができれば、それでいいと思う。

映像を見るには【ビデオ・DVD】が必要だけど、これはあったほうが楽しいな。
でも、もともとなければ「ない」ものと思うから別になくてもいいのか?

そう考えると、自分の身の回りにあるほとんんどすべてのものって
「なくてもいい」ものだよな。ただ「あれば便利」っちゅうだけで。

逆に「絶対にないと困るもの」って何だろう?
たとえば、ご飯を炊くには…釜が必要。電気釜である必要はまったくなし。
釜は【鉄】だったり【銅】だったり。となると、鉄や銅は必要な気がするな。
あと、【木】や【石】。【火】も必要。【水】も要るな。火が燃えるためには【酸素】が要るし。
米をつくるには田が必要だけど、これも突き詰めれば【土】と【水】。
米だけでなく、農作物をつくるには土と水はマストだから当然必要か。

そうやってどんどん突き詰めていくと、結局は【自然】ということになるのだろうか。
自然=【地球】とか。確かにこの星がなかったら、僕たちは生きることができないわけで。
だから地球を大切にしましょう…と言うのもなんだか偽善ぽくっていやだな。
でもやっぱりそうなるのかな。う〜ん、よくわかんなくなってきた。

こういうことを考え出すと、結局はここに行き着く気がするな。
そのうち宇宙のハテまで意識がぶっ飛んでいきそうだ。
じゃあ、物質的なものでなくって精神的なものだとどうなんだ。
【心】ってやつだな。【言葉】も同じか。
心とか言葉は絶対に必要な気がするな。何がなくとも。
これを忘れてしまったら……想像したくないな。そんな自分は……。