さっき奥さんと何気ない会話をしていたのだけど、
どうも僕の返事とか受け答えが「怖い」ときがあるらしい。

自分ではよくわかっていないのだけど、
確かにちょっとした返事で「あ?」とか「何?」とか
素っ気なかったり冷たく聞こえたりするらしく、それで
「何怒っているの?」と言われて「別に怒ってないよ」とムッとするあたり
やっぱり怒っている、というかどこか気持ちに余裕がない。のだと思う。

さらに続けて「家の中だけならいいけど、外でそーゆう態度は駄目だよ」なんて
言われたらもう「わかりました。気をつけます」と返事はするけれど
内心「うるせー」なんてちょっと思っていたりして。

でもよくよく考えると、そうやって図星指されて
ムキになること自体やっぱどこか『余裕がない』んだな。近頃の俺。

試しに「そういう俺の態度っていつ頃から?」と聞いたら
「結婚したくらいから」と言われて沈黙。

ごめんなー。ごめんなー。

まあでも確かに奥さんの言うとおり。
そういうちょっとしたところを意識して直していかないと
幸福な人生を送ることはできない、と思う。

最近ため息ばかりで僕の周りには相当なマイナスオーラが充満しているはずなので
これを払拭してせめてマイナスイオンくらいに変換しないとね。

ま、長い人生。よい時期もあれば悪い時期もある。
のだけれど、もっと気分転換とか上手くならんといかんなー。

と、同時にもっと『自分と世界のかかわり』みたいなものを認識しないといかんのかな?
普段生活していて、ときどき自分の居場所がこの世界のどこにもないんじゃないかという
思いにとらわれることがあって、それが長く続くと足下がふわふわしてきて
何を食べていても同じ味しかしなくなって、誰と話をしていても同じように聞こえて
周囲の景色まで同じに見えてきて、自分の存在意義とか存在価値とか
そーゆうものが頭のなかをぐるぐるぐるぐるしてきて、で、自分とは何者なのか?
世界とは何なのか?人とは?社会とは?国とは?経済とは?幸福とは?といったことに対して
明確な回答を見いだすこともできずに苦しんでいるときに奥さんから
「プリンとゼリーどっち食べる?」なんて聞かれると現実世界に引き戻されてしまうわけだ。

その際「あ?」などと思わず声を発することがあって
きっとそういうときの返事が怖いんだろう、と勝手に解釈させてもらうと
このときの「あ?」は僕を現実世界に引き戻すスイッチの役割を果たしているといえる。

で、それが怖いということは僕自身現実世界に戻されたことに対しての
怒りや困惑のようなものがあるんだろうな。

ということは、僕はリアルな世界で生きるよりも
空想や思考(あるいは妄想?)の世界に籠ってしまう傾向があるのかもしれない。
(こういうとき、哲学的には云々とか、ニーチェがどうとかカントがこうとか言えると
何となくサマになりそうなのだけど、はっきりいってようわからん)

そういえば最近読んだ本の中に
『生活していくとは、ロバの背に乗って歩いているようなものだ』というものがあった。
ロバの上にいる人間はこうありたいという理想を多く持っているが
この理想が多ければ多いほどにそれが重荷になってロバは苦しくなっていく。
結局ロバを歩かせるには、水をやり、食事を与えていくしかないのだと。

確かにね。リアルはいつだって冷徹だ。

結局僕はロマンチストってことなんだよな。
ふん、悪いかよ。ついでにナルシストだとも付け加えておくさ。
こんな僕にだって(少数ではあるけれど)友人だっているんだぜ。

ロマン=リアルが理想だけど
僕はロマンが100とするとリアルはせいぜい13くらいだから
この87の差をどうやって埋めていくかなんですよ。きっと。
普通の人はリアル70とか少なくても60くらいはあるんだよ。きっと。


  100 パーフェクト。あなたはきっと神の領域に達しています。 
99〜80 かなり理想に近い状態です。このまま邁進しましょう。
79〜60 少し差がありますが、努力を怠らなければ必ず差は埋まります。
59〜35 理想と現実のギャップが相当あります。もっと現実を直視しましょう。
34〜15 危険区域です。これからを生き抜くことはむずかしいかもしれません。
14以下  処置なし。


なんていうのが決められたりしていたら嫌だな。

まあ、原因はわかっているので引き続き仕事は募集しています。
今なら通常のギャラの30%OFFにて引き受けます。



<追記>
私も最近、鳥居みゆきのDVDを購入しました。